エゾエンマコオロギ(本州個体群) Teleogryllus infernalis (Saussure, 1877)
本州の河原や砂礫地に局地生息しています。
カワラバッタとは違い、規模が小さい河原でも細々と生息することができるようです。
現在はエゾエンマコオロギと同一種の扱いとなっていますが、
生息環境が違うことや大型で鳴き声のリズムが異なっているため、
カワラエンマコオロギ Teleogryllus yezoemma var. kawara (Ohmach et Matsuura,1951)
のシノニムを用いて別種として扱われることもあります。
生息環境 (2012/09/09)
漂流物の下や河原に隣接した草地に生息しています。
ただし、草地にはエンマコオロギと混生している場合が多いです。
幼虫オス (2012/06/29)
幼虫の段階では外見でエンマコオロギと区別するのは不可能だと思います。