アマミシカクワガタ Rhaetulus recticrnis (Y.kurosawa, 1964)
国内唯一のシカクワガタで奄美大島と徳之島に生息しています。
バナナトラップで採集できますが数は少なく、特にメスがほとんど捕れません。
アマミノコギリクワガタやアマミヒラタクワガタとは混生していなく採集ポイントにクセがあります。
野外では7月〜9月に成虫が見られますが、飼育下での成虫寿命は丸1年となかなか長寿な種です。
成虫オス (2012/11/14)
F4の41mmです。
飼育下では大歯になりやすいのですが、野外で見つかるのは小歯ばかりです。
気性が荒くて死んだふりはせず盛んに威嚇してきます。
ペアリング時にメス殺しをすることもあるため注意が必要です。
成虫メス (2012/11/14)
後翅にはスジが無く細長い体型をしています。
このメスも気が強くオスの脚に噛み付いたりしてペアリングが大変でした。
中齢幼虫 (2013/03/20)
柔らかい材やマットの堅詰め部分に産卵します。
幼虫は若干死亡率が高い気がするので菌糸よりもマットで育てたほうが無難だと思います。