オオイチモンジ Limenitis populi jezoensis (Matsumura, 1919)
北海道と本州の高所に生息していて、旧丸瀬布町のシンボルにもなっています。
基本的には数が少なく発見することが多くない蝶ですが、道内の産地ではわりと普通に見られる場所もあります。
蝶道で採集しているとシャツやリュックに染みた汗を吸いに飛んでくることがあります。
ただし、オスのみがこの吸水行為を行いメスは行いません。
メスは活動範囲が狭く食草付近から遠くに飛ぶことが少ないため、
発生ポイント(ドロの木)の場所を知らないと採集が難しくなります。
まれに黒化することがあり、チョウをやってる人のあこがれの対象になっています。
飼育についてはさほど大きな飼育スペースを設けなくても産卵するため難しくないそうです。
成虫ペア (2012/12/30)
左側の個体がメスで右側の個体がオスです。
メスはオスよりも白条が大きいです。