カマドコオロギ Gryllodes sigillatus (Walker, 1869)
関東以南に生息していて、本州では温泉、動物園、駅構内など暖かい場所に局地生息しています。
沖縄など年間を通して温暖な地域では山地などにも普通に生息しています。
石垣島の山道を散策したときに最もよく見かけたコオロギは本種でした。
俊敏で隙間に入り込むことが多いため、小笠原ではグリーンアノールの執拗な捕食にもかいくぐっていますが、
やはり市街地を中心に数を減らしてきているようです。
とても丈夫で飼いやすく周年発生型で繁殖力も旺盛のため爬虫類などの餌として売られることもあります。
ごく稀に長翅型が出現します。
成虫オス (2012/03/25)
体は平たく隙間に入り込むのに都合が良さそうです。
孵化幼虫 (2011/11/06)
HBM2011にて餌用に200匹/1000円で販売されていました。