オキナワキリギリス
Gampsocleis ryukyuensis (Yamasaki, 1982)


 沖縄本島北部に局地生息しています。
 数が少なく、生息ポイントを知らないと採集するのに時間を要してしまいますが、
 昼夜問わず盛んに鳴いているため草地周辺を中心に車を走らせて鳴き声を探すと発見しやすいです。
 生息ポイントはいくつかありますが、入り込んだ場所や茂みが深い場所が多いため、
 コンスタントに採集できる生息ポイントは限られています。
 RDBに登録されている準絶滅危惧種で、乱獲や生息地の破壊が懸念される直翅の1つです。


成虫オス (2013/07/06)
オキナワキリギリスの典型的な特徴が出ている個体で、鮮やかな緑色で前胸背板に太い黒帯が入ります。
鳴きの頻度はとても高いのですが、 鳴き声に抑揚がほとんどなく単調気味です。


成虫メス (2013/07/06)
一見、ハネナガキリギリスに見えますが、翅が真っ直ぐに伸びているため区別することができます。
交尾直後のため精包が付いていて、時間をかけながら食べていました。


成虫ペア (2013/07/06)
オスがメスに大きい精包を渡しています。
交尾後、メスはゆっくり時間をかけて精包を食べてしまいました。


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