ニシキリギリス(対馬個体群) Gampsocleis buergeni (de Haan, 1843)
対馬に生息しているニシキリギリスです。
ここに生息してる個体群は短翅型が出現し、それらをツシマキリギリスと呼ばれています。
基本的には短翅型と長翅型は地域による住み分けがされていますが混生している場所も見つけています。
生息環境 (2013/06/03)
空き地や土手の草地に多く生息しています。
本土のキリギリスと同じく成虫よりも幼虫のほうが採集しやすいです。
中齢幼虫 (2013/06/03)
基本的には緑色型なのですが、探してみると褐色も入った個体がちらほら見かけます。
成虫オス (2013/06/29)
翅先が尾端よりも短い短翅型です。
短翅型は北部から南東部まで広く生息しています。
成虫メス (2013/07/26)
翅先が尾端よりも長い長翅型で、長翅型は灯火にも現れます。
本州では普通に見られますが対馬では南西部でしか見つかっていません。
対馬南西部は森林が多く、空き地や土手の草地は少ないので短翅型よりレアです。