ヤマトマダラバッタ Epacromius japonicus (Shiraki, 1910)
本州、四国、九州の海岸に生息していてヤマトバッタとも言います。
局地的に生息していますが、開発により生息地を減らしてきています。
多くの県でRDBに登録されていて既に絶滅してしまった場所もあります。
生息環境 (2012/07/30)
海浜植物が自生してるような砂浜に生息しています。
良質な環境では多数のヤマトマダラバッタが確認できます。
亜終齢幼虫メス (2012/07/30)
採集や撮影の際にハマゴウなどの貴重な海浜植物を踏み荒らさないように注意する必要があります。
成虫メス (2012/07/30)
砂浜に紛れ込むような白黒の体色がほとんどですが、前胸背板上部が褐色気味になる個体も居ます。
跳躍力はそれなりにあり、体が温まった成虫を素手で捕獲するのは難しいです。
成虫オス (2012/07/31)
写真の個体は前翅が取れてしまって淡い青色の後翅で見えてしまっています。
後翅の青色には個体差があり、まれに消失して完全に透明になっている個体も居ます。
成虫ペア (2012/10/08)
交尾してますが腹部がねじれているような・・・。
長寿な種で10月に入っても元気な個体が多く、野外でも10月いっぱいまで姿が確認できます。