イブキヒメギス(高層湿原個体群) Eobiana sp.
道東の高層湿原に局地生息しています。
生息地は限られていますが、生息地では数は多く、
一歩踏み出すごとに何匹も飛び出してくるため採集は難しくありません。
イブキヒメギスに大変よく似ていますが1周り以上小型です。
エゾヒメギスと呼ばれていた個体は、現在はイブキヒメギスの異常個体とされていて、
高層湿原個体群もイブキヒメギスの小型の地域個体群として扱われています。
飼育方法はイブキヒメギスと同じで問題ありません。
生息環境 (2012/08/25)
生息地では無数のイブキヒメギスが生息しています。
イイジマルリボシヤンマなど貴重な昆虫も多数確認できました。
成虫メス (2012/08/25)
数は多いのですが草の下に隠れるため綺麗な生態写真を撮るには苦労します。
他のイブキヒメギスよりも小型で体色も薄かったり赤褐色だったり様々です。
成虫メス (2012/09/06)
顔は白っぽく腹部は明るいえんじ色をしていて、他のイブキヒメギスには見られない大きな特徴です。
成虫メス (2013/09/22)
前胸背板上部が緑色の個体も出現します。
けっこう長生きしていて現在(2013/10/26)も符節欠けなく元気です。
成虫オス (2012/08/25)
メスよりも黒味が強くイブキヒメギスを小さくしたような感じがします。
卵 (2012/08/28)
卵は他のイブキヒメギスと同じで黒くて細長いです。